dracom演劇公演『唯一者とその喪失』(2025.7.25fri-27sun ウイングフィールド)、無事に終わりました。観に来てくださったみなさん、ご協力いただいたみなさんに心より感謝申し上げます。
この作品のタイトルのもととなっているのはドイツの哲学者、マックス・シュティルナーの著書『唯一者とその所有』です。この点について触れる方の声としては「あの有名な」と、「またマニアックな」に分かれます。どちらもわかる気がします。ただわたしがなぜこの本に出会ったかを話す機会はあまりなかったのでここに記しておきます。
ほんとうにどうでもいいことですし、暇だったのでしょうか、わたしの名前「筒井潤」に似ている名前で有名な人はいないだろうかといろいろ検索しているときに「辻潤」を知り、彼に興味を持ちました。その彼がこの本を訳していたのです。正確にはドイツ語の『唯一者とその所有』を英訳されたものをさらに日本語に訳しているので、『唯一者とその喪失』では草間平作訳の言葉を支えにして創作しました。
コメントを残す