7月末の世界初演、大阪公演の直後に急遽決まった12月横浜公演。本当にそんなことができるのだろうかと心配でしたが、多くの方々の素晴らしい判断と仕事により無事に終わることができました。
今作では、わたしが知る限りの演劇の方法ではどうしても捉え切れなかった現代の時間、空間、人間を結びつけたり埋め合わせたりするために、非ヨーロッパ的な概念や詩的感覚をテキストに編み込むようなことをしてみたわけです。それはあくまでも試みであって、成果を得られる確信などまったくなかったのですが、概ね好評だったようです。これからはなにがどう効果的であったのかを探り、それを更新させる試みがまた続きます。
おかげさまで、dracomとして今作で展開が探れそうなそんな状況です。結局なにもないかもしれませんが、展開への期待は遥か彼方にある靄のかかった幻想のようなことではないとは断言できます。
(筒井潤)

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